ボンディングテープ ラボ
Bonding Tape Labo
Bonding Tape Labo
硬化時間 | 約240分以下 |
X線造影性 | 7mm Al 以上 |
pH | 11-13 |
ちょう度・フロー | 約21.5mm |
パーティカルサイズ | ≦ 2μm |
被膜厚さ | 約17mm |
膨張率 | 約0.094 ± 0.02% |
① 分離材塗布
通法により作業模型を作製し、マージン下部はWAXにてブロックアウトし、レジン用分離材を塗布しておく。
② コロナルのレイヤー分け
コロナルは最低2枚以上使用。強度の必要な場合はそのままで使用。
③ コロナルの圧接( 準備)
支台歯咬合面にもフローレジン( レジンC)を少し盛り付けておくとコロナルとのなじみが良い。
④ コロナルの圧接( 準備)
支台歯咬合面部にフローレジンを少し盛り付けてからコロナルを圧接する。
⑤ コロナルの圧接
コロナルのフローレジン( レジンC) を盛りつけた側をの中央になるよう支台歯の上に乗せる。D-Lux LED(φ8mm)に圧接用シリコンを装着し、コロナルの上から咬合面部が当たるまで圧接し、光重合する。
⑥ コロナルの圧接
支台歯の咬頭傾斜がある場合は添付のシリコンボールを咬合面に乗せてシリコンキーを圧接すると綺麗に圧接できます。支台歯を模型に入れた状態で圧接すると均等に圧接し易いです。
⑦ コロナルの圧接終了
コロナルが全周に渡り、綺麗に圧接できていることを確認。
⑧ コロナルのトリミング
マージラインより約0.5 m m 短めにトリミングを行う。より強度の必要な場合はコロナルを長めにしておく。
⑨ コロナルのトリミング終了
コロナルをマージンラインより均等な幅でトリミングを行う。
⑩ マージン部フローレジンの築盛
コロナルとマージンまでの隙間部分に専用のフローレジン( レジンC) を注入し、光重合。
メディアル 2 . 0 の採寸とカット
メディアル2.0 はポンティック下部に湾曲させてブリッジ支台歯の両端隅角部迄の長さとなるようカットする。
メディアル2 . 0 の圧接と調整
メディアル2.0 は両支台歯の咬合面部を人差し指と中指で押さえてポンティック部はインスルメントを使用して粘膜面側に湾曲するように重合する。
メディアル2 . 0 の圧接と調整の際の注意点
グローブは光を通しにくい色調の物を使用。
両支台歯の咬合面部を指で押さえた状態でインスツルメントを使用し、ポンティック側にゆっくりと押さえて湾曲させる。
その際に連結部が頬舌的に広がるのでそれも頬舌から押さえながら細くなるよう整えながら湾曲させる。
湾曲度合いが整えば、一旦、ポンティック側を重合させる。
両支台歯の跳ね上がっている両端部を片方づつ再度、指で押さえて光重合する。
メディアル2 . 0 の調整・重合の後の表面処理
支台歯表面にメディアル2.0 のはみ出た部分の調整したところはファイバーのカット面が出ているので表面をフローレジン( レジンC)で一層覆っておく。
コロナルが白っぽく出ているところと連結部の下部もフローレジン( レジンC) にて埋めておく。
高強度フレームの製作終了
コロナル・メディアル2.0 が表面に白っぽく出ていないことを確認して高強度フレームワークの製作終了。
硬質レジンの築盛と重合
通法に従い、デンチン・エナメルと築盛し、 通法に従い、形態修正を行う。
形態修正
通法に従い、形態修正を行う。
仕上げ研磨
研磨は表面滑沢剤にて仕上げるか、もしくは通法に従い、バフ研磨仕上げまで行う。
コロナルの圧接カットを調整
単冠の製作方法は高強度硬質レジンブリッジの場合と同様で形態修正・研磨を行う。
(製作方法:前ページの①~⑨参照)
マージン部へのフローレジン築盛
コロナルのマージン部カットしたところにフローレジン( レジンC) を盛り付ける。
通法に従い、形態修正&仕上げ研磨完成
臼歯部単冠のハイブリッドレジンジャケット冠であってもコロナルで補強フレームを使用することで破折し難いクラウンが簡単に製作できる。